【ホイール】インチアップのメリット・デメリット

 

インチアップとは?

タイヤの外径はそのままに、リム径の大きいアルミホイールと低偏平タイヤに変更することをインチアップといいます。

 

 

「ダンロップ・アルミホイール 公式サイト」より出典

 

インチアップのメリット
(1)外観がカッコ良くなる

インチアップをすることでホイールが大きくなり、見た目がカッコよくなります。インチアップする理由として最も多いのが、このメリットですね。
単にホイールが大きく見えるだけでなく、ホイールのデザインも好みのものに変えることで、さらにカッコよく仕上がります。

 

 

(2)グリップ・ブレーキング性能が上がる

タイヤの扁平率が下がるとタイヤが薄くなり幅が広くなります。タイヤの幅が広くなるとグリップ力が上がります。
また、タイヤの厚みが薄くなるとたわみが少なくなるので、コーナリングやブレーキング性能が向上します。
さらに、ホイールが大きくなるため、走行中にホイール内に空気が送り込まれ、ブレーキ自体が適度に冷やされ、熱による制動力の低下を防ぐことも出来ます。

 

 

インチアップのデメリット
(1)乗り心地がすこし堅めになります。

タイヤ断面の高さが低いことで、タイヤのたわみが減少。路面からのキックバックがダイレクトに伝わるため、乗り心地がすこし堅めになります。また、走行音もすこし大きめになります。

 

 

(2)燃費が悪くなる

タイヤが幅広くなり接地面積が増えると転がり抵抗が増加するため、燃費が悪化します。タイヤ自体も転がり抵抗が大きい場合、よりその傾向は強くなります。

 

 

インチアップの注意点
(1)タイヤの負荷能力にご注意。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。インチアップするサイズの負荷能力が、標準タイヤの負荷能力を下回らないようご注意ください。負荷能力の指数であるロードインデックスを参考に適正なサイズを選択してください。

 

 

(2)タイヤの外径は、ほぼ同じものを選定しましょう。

タイヤの外径が大きく変わると、スピードメーターの誤差や、車体への干渉が生じる可能性があります。

 

 

(3)タイヤの総幅は車体に合わせて選定しましょう。

タイヤの幅を広げすぎると、車体部分と接触する可能性があり危険です。また、フェンダーからのはみ出しは法規上認められておりません。充分注意して適正なサイズを選択してください。